スポーツの時には水分補給を欠かさずに!
体は水分と塩分濃度が適切な状態に保たれていることで健やかな活動ができます。
適切な状態というのは、水分が60%かつ塩分が0.9%の濃度になっている状態のことを指します。
もしもこのバランスが崩れてしまうと、私たちの体は健康な状態ではいられなくなってしまいます。
暑い季節などには熱中症などになってしまう方もいるでしょう。
特にスポーツなどで体を動かしている時にはこのバランスが崩れないように水分補給を適宜行うことが大切です。
人は何かに打ち込んでいる時には喉の渇きなどを感じづらくなってしまうものかもしれません。
しかし、そんな状況でも意識的に水分補給をすることがとても大切です。
スポーツをしている時には汗で大量の水分と共に塩分も体外へ出て行ってしまいますから、水だけではなく塩分も同時に摂取することが大切になってきます。
しかし、その分量も個人個人で適切な量が違ってきます。
食事などで塩分を多くとってしまっているという方の場合には、逆に塩分を含むスポーツ飲料などを飲むことで体内が塩分過多になってしまう可能性もありますので注意が必要です。
更にお茶を水分補給に利用するというのもスポーツ時にはあまり良いとは言えません。
お茶にも利尿作用があるので体内の水分が減少してしまうからです。
やはり水分補給には水が良いということになります。
また、冷た過ぎる水のがぶ飲みというのもあまり良いこととはいえません。
冷たい水は水の分子が大きいので細胞膜を通過せず水が体内を素通りしてしまうので、本当の意味での水分補給につながらないからです。
そのため、常温や温かい水を飲むのが最も良いでしょう。
また、がぶ飲みすることも良くありませんので、のどが渇く前に少しずつ飲むというのがおすすめです。
スポーツを楽しんでいる最中というのはなかなか水不足による体調の変化というのも感じづらいものです。
そのため、どうしても水分補給が遅れてしまいがちですが、汗などで大量の水分が体外へ出てしまいがちですからこまめに水を飲むようにすることが大切です。