ミネラルウォーターって殺菌されてるの?
日本で今現在流通しているミネラルウォーターの中には殺菌されているものもされていないものもあります。
まず日本の農林水産省のガイドラインの基準に則ったミネラルウォーターはというと、基本的に殺菌の処理がされています。
このガイドラインで定められている分類でいくと、ナチュラルウォーターとナチュラルミネラルウォーターは加熱殺菌が行われており、ミネラルウォーターは加えてオゾンや紫外線による殺菌も行われています。
更にボトルドウォーターについては処理方法に制限が無いので、それ以外の殺菌方法も取られているでしょう。
つまり、日本で採水されて作られているミネラルウォーターと呼ばれているものは、その全てが殺菌の処理をされているというふうに考えて良いでしょう。
殺菌の処理は非常に重要な処理です。
なぜなら、生水をそのまま飲むことでお腹をこわしてしまったというようなことも中にはあるからです。
採水された水に含まれている細菌などを処理することで、誰が飲んでも安全な水にすることが可能というわけです。
ただし、こうした殺菌の過程では、体に良い働きをする細菌類も全て死滅してしまうことになります。
そうした良い細菌や成分をそのまま残した状態で届けてくれているのがヨーロッパ生まれのミネラルウォーターです。
ヨーロッパのミネラルウォーターの基準は日本のものとは比べ物にならないくらい厳しく規定されています。
水源を保護して水質を守るために、採水地の周辺の広い範囲で化学肥料や農薬などの使用さえ禁止されているほどです。
しかも、ヨーロッパでナチュラルミネラルウォーターと呼ばれているものは科学的にも体に良いということが分かっている水である必要があるため、殺菌の処理をせずにそのままボトリングすることで良い細菌類や成分も一緒に取り入れることができるようになっています。
ミネラルウォーターの中には殺菌しているものやしていないものどちらもありますが、どちらも安全性は非常に高いと言えます。